2005年07月25日(月) 14時35分
都銀装う新手の金融商品詐欺、DMで誘い振り込ませる(読売新聞)
都銀や大手信販会社のロゴマークを無断で使うなどしてグループ会社を装い、融資の保証金名目で現金を振り込ませようとするダイレクトメール(DM)が首都圏を中心に出回っていることが25日、わかった。東京都内の包装資材販売業の男性(77)は、55万円を業者側に振り込んでいた。警察当局は、新手の「振り込め詐欺」との見方を強め、警戒を呼びかけている。
紛らわしいDMが確認されているのは、りそな銀行、三井住友銀行、日本信販など。
りそな銀行のケースでは、「りそなコーポレート」と名乗る業者が「りそなフリー・ビジネスローン」「りそな不動産担保ローン」という名称の金融商品を勧誘。保証金名目で個人名義の口座に現金を振り込ませようとする手口。
同行によると、今月20日、問題のDMがあて先不明として同行東京本社に送られてきたことで発覚した。同様のDMがこれまでに約140通届いた。被害の情報は把握していないという。
三井住友銀行のケースでは、インターネット上で現金の出し入れができる同行のサービス「One,s ダイレクト」に類似した「三井住友One,s DIRECT」が差出人。DMには同行グループのロゴマークも入っている。
東京都内の包装資材販売業の男性は今年5月、このDMを受け取り、融資の保証金として2回に分け、計55万円を業者が指定した口座に振り込んだ。その後、三井住友銀行グループと無関係と知って警視庁に相談したという。
(読売新聞) - 7月25日14時35分更新
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