2005年07月23日(土) 16時25分
悪質リフォーム:高齢者の相談310件−−さいたま市消費生活センター /埼玉(毎日新聞)
◇03年以降
さいたま市消費生活センターに寄せられた高齢者に対する悪質リフォームの相談や通報が03年以降で310件に上ることが分かった。市は、お年寄りと接する民生委員ら周辺者向けに講習会を実施するなど早期発見と救済に努めるという。
センターは03年4月〜05年5月の60歳以上の相談件数をまとめた。03年度は103件、04年度は159件と増え、今年度は4、5月だけで48件に上る。「一度契約すると何度も業者が訪れる」「断りきれず契約した」といった内容が多いという。市内では80歳代の女性がリフォーム業者4社と約2200万円の契約を結んだり、70歳代の女性が11社と約5500万円の契約を結ばされたケースが発覚している。
市は「被害を未然に防ぐためには周辺者の理解が必要」として今後、地域の民生委員やケアマネジャーなどを対象に講習会を開く方針。また同センターは高齢者に対して、自宅で訪問販売を受けた際に「その場で決めずに身近な人に相談して」と呼びかけている。
同センターへの問い合わせは電話048・645・3421。【高本耕太】
7月23日朝刊
(毎日新聞) - 7月23日16時25分更新
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