2005年07月17日(日) 20時18分
高齢者の7割、詐欺・悪徳商法に「不安感じない」(読売新聞)
高齢者の9割以上が「振り込め(オレオレ)詐欺」などの消費者被害を知っていて、約7割が何らかの問題商法や詐欺の疑いがある勧誘を受けたことがあるにもかかわらず、約7割が詐欺や悪質商法などに不安を感じていないことがわかった。
調査は今年1月、全国の65歳以上の男性454人、女性593人に聞いた。男女とも95%が「振り込め(オレオレ)詐欺」を知っていて、男性の65%、女性の69%が「実際に問題商法の勧誘を受けた」と回答した。
しかし、消費者被害については「あまり不安を感じない」と「まったく不安を感じない」とあわせた回答は68%に達した。「不安を感じていない」のは、男女とも74歳以下より75歳以上の高齢者の方が多かった。
調査をまとめた内閣府の研究会では「高齢になるほど不安を感じにくく、そこにつけ込まれやすい」として、高齢者向け消費者教育を強化する必要があると指摘している。
(読売新聞) - 7月17日20時18分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050717-00000011-yom-soci