2005年07月17日(日) 03時04分
<ウィニー>1300人のパソコン、暴露ウイルスに感染(毎日新聞)
原発施設の内部情報流出の原因とされる、ファイル交換ソフト「ウィニー」の暴露ウイルスが出現してからわずか約2週間で、1300人以上のパソコンに感染しインターネット上に情報が流出する被害に遭っていたことが16日、分かった。ネット銀行やネットオークションのID番号、パスワードなどの本人認証情報が多数流出しており、不正な口座引き落としなど2次被害が懸念される。流出したデータを面白がって入手する利用者も感染することから、情報流出の被害者はさらに増えているとみられる。
暴露ウイルスはパソコンに侵入すると、利用者の知らない間に甚大な被害を与える悪質プログラムの一種。ネット利用者の新たな脅威になりつつある。
ネット上のセキュリティー問題に詳しいネットベンチャー企業などによると、暴露ウイルスは今年3月中旬ごろに出現。4月初めまでの約2週間で、ウィニーネットワークに、パソコン利用者1300人以上のメール文書や名簿形式のデータなどが本人の知らない間に流出した。
流出データには、ネット銀行や会員制ウェブサイトなどのID、パスワードなどを羅列したリストが多数含まれていた。メール文書も流出するため、取引先とのオンライン決済のやり取りまで暴露されたケースもある。
(毎日新聞) - 7月17日3時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050717-00000010-mai-soci