2005年07月16日(土) 00時00分

ネットで薬物販売 容疑の４人と客３人逮捕 （東京新聞）

　群馬、静岡両県警は十五日までに、インターネット掲示板を利用して薬物を販売していたとして、覚せい剤取締法違反（営利目的所持）などの現行犯で、静岡県焼津市西小川六、コンピュータープログラマー落合敏久（３１）と同居の千葉司（３３）両容疑者ら四人と、購入した客三人を逮捕。覚せい剤約百グラム、乾燥大麻約二十グラム、携帯電話二十三台などを押収した。落合容疑者らは、二十八都道府県の二百五十人に薬物を販売していたとみられ、両県警で入手ルートの解明を急いでいる。

　調べでは、落合容疑者らは六月二十九日午前九時十分ごろ、自宅で覚せい剤を販売目的で所持していた。また、今年一−三月、同県沼津市から太田市内の会社員らに覚せい剤を宅配便で送り、販売した疑い。一月に群馬県警が逮捕した客の供述などから落合容疑者らの関与が浮上した。

　落合容疑者は昨年四月から、「ラッキーＳ屋」「ラッキー本舗」などの名称で、覚せい剤一グラム三万円などの価格を表示した薬物密売サイトを開設。同年十月から今年六月までで、千七百万円の売り上げがあったという。

　これまで両県警は、薬物を購入した本県の男女四人を含め、静岡、栃木、三重、秋田各県で男女計十二人を逮捕している。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20050716/lcl_____gnm_____002.shtml