2005年07月15日(金) 00時00分

オウム関連施設を調査 公安調査庁　大量のＤＶＤ発見 （東京新聞）

　公安調査庁は十四日、団体規制法に基づき、さいたま市見沼区のオウム真理教（アーレフに改称）の関連施設とみられる民家を立ち入り検査した。教団関連のＤＶＤなどが大量に見つかり、同庁は教団のメディア関連の製造・保管を担当する拠点とみて、分析を急ぐ。検査は深夜まで続いた。

　住宅街の一角にある木造二階建ての一軒家で、同庁の調査官約三十人が調査に入った。同庁によると、民家には教団の出家信者とみられる五人がいたという。室内には教団の教義などが納められた大量のＤＶＤやＣＤ、ビデオテープのほか、教団元代表麻原彰晃被告（５０）のスナップ写真を集めたアルバムなどもあったという。

　一階には壁に仏画が張られた祭壇があり、パソコンやビデオテープがある部屋もあった。教団のメディア関連の保管のほか、信者らに配るＤＶＤなどを製造していたとみている。同庁では、教団の「メディア班」の活動内容の解明を進めたいとしている。周囲は静かな住宅街。突然の検査に近くの主婦らは不安そうに見守っていた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20050715/lcl_____stm_____001.shtml