2005年07月14日(木) 13時04分

「点検商法」モイスコジャパン、１億６千万の申告漏れ（読売新聞）

　床下換気扇販売大手「モイスコジャパン」（福岡市）が高齢者宅を訪問し、「点検」と称して高額な商品を売りつけていた問題で、大阪府堺市や兵庫県内の同社の代理店主ら４人が大阪国税局の税務調査を受け、２００３年までの５年間で約１億６０００万円の申告漏れを指摘されていたことが１４日、わかった。大半が無申告で、国税局は無申告加算税など約３７００万円を追徴課税（更正処分）した。

　関係者によると、４人はそれぞれ個人事業者として同社から販売・施工の委託を受け、売り上げに応じて手数料を受け取っていたが、３人は無申告で、残りの１人は手数料の支払い計算書を破棄するなどの方法で所得の一部しか申告していなかったといい、重加算税の課税対象とされた。

　同社を巡っては、名古屋国税局が代理店主約５０人に対し、同時期に１７億円の申告漏れを指摘し、重加算税などを含む約４億円を追徴課税している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050714-00000304-yom-soci