2005年07月13日(水) 14時06分
没収・追徴金を被害者分配 被害回復制度の全容判明(共同通信)
指定暴力団山口組系五菱会(現・二代目美尾組)のヤミ金融事件を契機に、法務省が検討を進めている被害者への犯罪収益分配制度の全容が13日、分かった。犯罪グループが集めた「犯罪被害財産」を国が刑事裁判で没収・追徴し、検察官が被害者の範囲を決定した上で給付金として支給する。被害者による不服申し立て手続きも設ける。
現行制度では、被害者は損害賠償請求などで被害回復を図るしかないが、五菱会のヤミ金融事件では報復の恐れから賠償請求する被害者が一部にとどまる問題点が指摘され「国による被害回復」の必要性が指摘されていた。
(共同通信) - 7月13日14時6分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050713-00000112-kyodo-soci