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2005年07月13日(水) 09時10分

メルマガの認定と評判japan.internet.com

今、米国のメール配信業者や企業は AOL対策 で頭を抱えている。同様の状況が近い将来、日本でも発生するかもしれない。

AOL は今までスパムメールで苦い経験をしてきた。そこで導入した仕掛けが「Enhanced Whitelisting」(強化されたホワイトリスト)というものだ。通常のホワイトリストは、メールを受信していいメールアドレス、ドメインを集めたものであるのだが、AOL の Enhanced Whitelisting は、メール配信業者や企業にメール送信認定申請書の提出と審査を強要している。

この認定を取得していないメール送信業者や企業は、AOL のスパムフィルタの洗礼を受け、メールの到達率との戦いを強いられる。認定を受けている業者や企業のメールは、スパムフィルタを経由しないで直接読者のメールボックスに送信される。

一度認定されれば、未来永劫に渡り保障されるというわけではない。AOL が定めた条件を満たし続けなければならない。

例えば、エラーメールアドレスによるエラーメールバウンス率や受信者からのクレーム率を一定の水準に維持し、受信者の評判をよくする必要がある。

私の目から見ると AOL は、殿様ビジネスをしているように見える。だが、メール配信業者や企業にとって、AOL の読者は宝の山なのである。AOL の読者なしにメールビジネスを展開できない事情がある。

今や米国では、メルマガの到達率をいかにして高める事できるかで、メール配信業者の優劣が決定される。

日本でも迷惑メールが増えれば増えるほど、受信側の ISP や企業がホワイトリスト化の方向に向かい始めるだろう。

この傾向に立ち向かうには、日ごろからエラーメール処理に励み、インターネットの世界にいらないごみを吐き出さない努力が必要だ。(執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング コンサルタント)

記事提供: Eメールマーケティング情報のオンラインショップ



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(japan.internet.com) - 7月13日9時10分更新

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