2005年07月13日(水) 16時25分

リフォーム詐欺：船橋・高齢女性から現金詐取　容疑者を起訴−−地検　／千葉（毎日新聞）

　◇７９歳女性から９５万円だまし取る
　船橋市で昨年８月、高齢女性が不正な補強工事を強要され、現金９５万円をだまし取られた事件で、千葉地検は１２日、特定商取引法違反容疑で逮捕された柏市東柏２の建設作業員、佐藤栄次（２６）▽同市藤心１、同、田浦正文（２６）の両容疑者を詐欺罪などで起訴した。必要性のない補強工事を強要するなど内容が悪質として詐欺罪での起訴とした。
　起訴状などによると、両被告は共謀して０４年８月上旬、架空のリフォーム会社の従業員を名乗り「排水管をみせてもらいたい」などと船橋市の無職女性（７９）宅を訪問。「床下がだいぶ弱くなっているから。早く補強しないといつ崩れるか分からない」などとうそを言い、床下と屋根の補強工事の契約（９５万円）を結び、翌月９日に女性からリフォーム代金の９５万円をだまし取った疑い。
　両被告は容疑を認め、調べに対し「高齢でぼけているだろうと思ってうその話をした」などと供述しているという。【神澤龍二】

７月１３日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050713-00000102-mailo-l12