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コメは検査機関で目視による銘柄チェックを受けた後、市場に流れる。しかし、コシヒカリをもとにした品種が多数開発され、見分けるのは難しくなっているという。
今回、出荷前のブランド米約一万七千点をDNA検査により分析したところ、三百二十九点(1・9%)で別品種の混入が確認された。うち約半数は10%前後の混入率だったが、中身の半分以上は別品種という例も三十六点あった。
同省が、生産段階でDNA分析を用いた調査をするのは初めてで、混入ルートには共用の乾燥機やコンバインの清掃不徹底による混入、単純ミスもあるとして、混入が多い具体的な産地などは明らかにしなかった。今後も同様の調査を継続し、特定の産地や品種、生産者に不可解な混入が続いた場合には、徹底的に追及する方針。
ブランド米をめぐっては、同省が店頭で販売されているコメを調べたところ9%強で他品種の混入が確認された。生産段階での混入も確認されたことで、関係者が消費者対して誠実な対応をしないと、コメ離れに拍車がかかる可能性も出ている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20050709/mng_____kei_____002.shtml