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この模擬裁判は、被告役がけんか相手の左胸を殺意を持って牛刀で突き刺し、殺人罪で起訴されたとの想定。
初日のこの日は、裁判官と検察側、弁護側の三者で「公判前整理手続」が行われた。
弁護側は検察側に対し「被告が殺意を持ったとする時点はいつか」と問いただし、検察側は証明予定事実を記載した書面を提出して応じた。また証拠整理などが行われ、証人三人の尋問が決まった。
宇都宮地裁の大野市太郎所長は初日を終えて「かなり争点を明確にすることができた。(公判に入ってからの)冒頭陳述はこれまでよりメリハリが出ると期待できる」と振り返った。
模擬裁判には今後、主婦や大学生などから選ばれた裁判員役六人が参加。十二日の第一回公判では冒頭陳述や証拠調べが行われる。十三日に結審し、裁判官と裁判員による評議を経て、同日判決が出る。 (杉藤 貴浩)
◇メモ <公判前整理手続>
事件の争点や証拠を明確にし、審理の充実と迅速化を図るため、初公判に入る前に行われる。刑訴法改正で創設された。裁判員制度に先駆け、今年11月から一部の事件で導入される。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20050708/lcl_____tcg_____002.shtml