2005年07月08日(金) 17時58分
08年までにアスベスト全面禁止へ 厚労省(共同通信)
アスベスト(石綿)による健康被害対策で、厚生労働省は8日、現在代替品がないため一部で使用されているアスベストについても2008年までに全面禁止にする方針を決めた。来年、専門家会議を開き、具体的に検討に入る。
これまで厚労省は、アスベスト対策として1995年、特に有害性の高い茶石綿、青石綿の製造、使用を禁止し、昨年はそのほかのアスベストも原則全面禁止にした。
しかし代替品がない配管、機器のガスケットや配電盤に使われる電気の絶縁板、化学プラントのシール材、工業用のひも、布などでは例外として認められ、現在も使用されている。日本のアスベスト輸入量は74年の35万トンをピークに90年代から減少し、02年に4万3000トン、昨年は8000トンで、今年は数十トンになる見込みだという。
(共同通信) - 7月8日17時58分更新
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