2005年07月07日(木) 23時48分
取り調べ中に性的関係、警視庁警部補を逮捕(読売新聞)
取り調べ中の刑事被告人の女性に性的関係を持つなどしたとして、警視庁は7日、同庁組織犯罪対策5課に所属する警部補、今井浩之容疑者(44)(埼玉県吉見町田甲)を特別公務員暴行陵虐容疑で逮捕した。
現職警察官が、取り調べ中の女性に対する性的行為で逮捕されるのは異例。
調べによると、今井容疑者は先月8日、東京都台東区の警視庁留置管理課菊屋橋分室の取調室で、覚せい剤取締法違反(使用)の罪で起訴されて拘置中の20歳代の女性に対し、覚せい剤の入手経路などについての取り調べ中に胸を触るなどわいせつな行為を行った疑い。さらに同10日には、同分室の取調室で、この女性と性的関係を持つなどし陵辱した疑い。
警視庁では、女性を取り調べる場合、取調官に補助者の警察官を同席させるよう指導しているが、犯行時、補助者の巡査部長は席を外していた。
調べに対し、今井容疑者は「大変申し訳ない」と話し、容疑を認めている。女性は「逆らえなかった」と話しているという。
今井容疑者は昨年3月に同課に配属され、薬物事件の捜査などを担当していた。この女性の取り調べを計二十数回行っており、警視庁で余罪を追及する。
警視庁の山下史雄・警務部参事官は会見で、「警察官として言語道断の行為で痛恨の極み。深くおわび申し上げます」と謝罪した。
(読売新聞) - 7月7日23時48分更新
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