少女売春、現店長も逮捕契約結んだ疑い（東京新聞）

2005年07月05日(火) 00時00分

　「十代専門」を宣伝文句にした派遣型風俗店を装い、インターネットサイトで募集した少女たちに売春契約を結ばせたとして元店長が逮捕された事件で、県警少年捜査課は四日、売春防止法違反（契約）の疑いで、現在の店長の久保田信洋容疑者（２５）＝東京都渋谷区円山町＝を逮捕した。

　調べでは、久保田容疑者は今年五月九日、渋谷区のマンション一室の事務所で、東京都練馬区に住む無職少女（１７）と、客相手にみだらな行為をさせる契約を結んだ疑い。

　県警によると、店と少女たちは口頭で売春の契約をしたらしい。久保田容疑者は「『大人の付き合い』と言っただけ。売春しろとは言っていない」と容疑を否認しているという。

　県警はすでに前店長の工藤貴志容疑者（３０）＝東京都杉並区和泉二＝を逮捕。両容疑者は、違法な仕事の情報がやり取りされたこともある求人サイト「闇の職業安定所」に「十代集合。ロリ系。高収入。大人の付き合い」と書き込んで少女を集めていた。

　事務所の家宅捜索で押収した約五十点には、衣装用の学校制服もあったという。県警はこの派遣型風俗店が、実際には少女売春組織だったとみて、店経営者の責任も追及する。

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