2005年07月04日(月) 18時28分
ソフトバンク、携帯電話の電波割当幅増加を要求(ロイター)
[東京 4日 ロイター] ソフトバンク<9984.T>は、携帯電話の新規参入に関する意見書を総務省に提出した。同社は、新規参入事業者に周波数の帯域幅として5メガヘルツ割り当てるという総務省の方針に対し、より多くの顧客にサービスを提供するために、最低でも10メガヘルツ割り当てるように求めている。
ソフトバンクグループは、周波数帯1.7ギガヘルツでの携帯電話事業参入を表明している。総務省は6月3日、携帯電話事業への新規参入などを認める方針案を発表し、7月4日まで方針案への意見を募集していた。
ソフトバンクは、意見書で総務省が検討している5メガヘルツの割り当てでは既存事業者と同等のサービスは提供できないうえ、設備投資の効率も良くないと主張している。同社の広報担当者は、「ソフトバンクは、数千万規模のサービス提供を想定しており、初期から最低でも10メガヘルツ必要であり、高速データサービスのためには、できれば15メガヘルツ割り当ててほしい」と説明している。
意見書では、同社は、既存事業者との競争で不利にならないように、3大都市圏の東名阪バンドも新規参入希望者に優先的に割り当てるべきと述べている。既存事業者とも競争できるように既存事業者とのローミング(通信回線の相互接続)や設備共用などを検討するようにも求めている。
(ロイター) - 7月4日18時28分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050704-00000068-reu-bus_all