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2005年07月04日(月) 00時00分

ネット侵入 自治体が相互監視 東京新聞

 総務省は三日、インターネットへの不正侵入から自治体のコンピューターシステムを守るため、自治体が相互にネット上の異常を監視、通報するシステムを構築する方針を固めた。

 システムは、全国の都道府県と市町村を結ぶ行政専用回線を活用。二〇〇六年三月までに具体的な運営方法などを取りまとめ、早ければ〇八年度から導入する考えだ。

 自治体のコンピューターがハッカーなどから不正侵入された場合に、他の自治体が異常を感知。(1)不正侵入の動きを通報(2)侵入したウイルスなどの隔離(3)データの保護方法などの復旧支援−など、状況に応じた対処法を瞬時に情報交換できるようにする。監視を専門に行う二十四時間態勢のセンター設置も検討する。

 四月に静岡県藤枝市でハッカーの仕業とみられるホームページ改ざん事案が発生。中国語で「日本の国連常任理事国入り反対」などと書き込まれた。監視システムが完成すれば書き込みを防御でき、被害を受けてもホームページ以外に広がらないように最小限に抑えることが可能となる。

 民間では既にネット接続業者などが団体をつくり、組織的にセキュリティー対策を進めている。

 行政専用回線は〇四年三月、全自治体が接続され、公文書の交換などの行政手続きをオンライン化している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050704/mng_____sya_____008.shtml