悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年07月04日(月) 15時14分

<リフォーム詐欺>サムニングループ、大口の工事契約隠ぺい毎日新聞

 サムニングループによるリフォーム詐欺事件で、「サムニンイースト」などが建設業の許可を必要とする大口の工事契約を結ぶ際に、工事費をグループ内で分割したり、許可を受けている「サムニンジャパン」の名義を借りるなどしていたことが、警視庁生活経済課の調べで分かった。建設業法では、許可のない建設業者が500万円以上の工事を請け負うことを禁止している。警視庁は、違法な工事契約を隠ぺいするための組織的な工作とみて調べている。
 建設業法は、500万円以上の工事の場合、許可がなければ契約や施工ができないことになっている。また、正当な理由がなく契約を分割した場合は、総額が500万円以上になると許可が必要になる。調べでは、グループ内企業で、都知事から建設業許可を受けているのは「サムニンジャパン」のほかには、元親会社「エム・エイチ・エス」だけ。
 グループが約3年間で売り上げた115億円のうち最も多い57億円を契約したサムニンイーストや、21億円のサムニンウエストのほか、販売員が独立して作った「ブリッジウォール」や「アルファイン」などは、500万円以上の工事契約をする場合、工事費を分割。それぞれ500万円を超えないように契約書を作っていたという。また、客の要望などで分割ができない場合は、都知事の許可を受けているサムニンジャパン名義で契約を交わしていた。
 グループから総額約3000万円の工事費を請求された都内の認知症の夫婦の相談を受けた1級建築士は「契約書は400万円代のものばかりで、調整されていたという印象だった」と話している。【合田月美】
(毎日新聞) - 7月4日15時14分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050704-00000066-mai-soci