2005年07月03日(日) 19時30分
3000万円以上が架空請求か 埼玉の姉妹宅リフォーム(共同通信)
埼玉県富士見市に住む認知症(痴呆症)の姉妹の高額リフォーム問題で、姉妹が契約した19業者、計約5000万円分の工事のうち3000万円分以上が架空請求の疑いが強いことが3日、分かった。
姉妹宅を調査した1級建築士石田隆彦さんが、同県入間市で開かれた講演会で姉妹宅の被害の全容を説明した。
30台あるはずのオゾン発生器が4台しかなく、ボンドを天井裏の柱に荒く塗り付けただけなのに「特殊コーキング剤」として1平方メートル当たり5000円を請求するなど、大半は工事の実態がなく、石田さんは「詐欺そのもの」と指摘した。
実際に工事をしたのは約1600万円分とみられるが、適正価格は約480万円。その大半が不要で、むしろ家屋を傷めているという。
(共同通信) - 7月3日19時30分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050703-00000104-kyodo-soci