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調べでは、こうした派遣社員らは、人材派遣会社が雑誌などを通じて募集した。同社には最も多い時期で約二百人が登録していたとされるが、ほとんどは建築工事の技能や知識、経験がなく、研修や講習を受けないまま現場に出ていたという。
派遣社員らは工事現場で、床下木材の防湿や防腐に効果があるという触れ込みの塗料「サムニンパワーコート」を塗布したり、防弾チョッキなどに使われ、高い耐震効果があるという特殊繊維シートを接着剤でコンクリート基礎に張り付けるといった単純作業に従事していた。
しかし、同課が専門家に依頼して鑑定したところ、サムニンパワーコートが、乾燥した屋根裏に塗布されて住宅の通気性が悪化したり、コンクリート基礎に張った特殊繊維シートがはがれているなど極めてずさんな実態が相次ぎ判明したという。グループは「全国の木造家屋約二千四百十四万戸の74%が地震で倒壊する危険がある」などと記したチラシで危機感をあおって建材を売り込んでいたという。
■悪質リフォーム無料電話相談
悪質リフォームなどをめぐる欠陥住宅被害全国連絡協議会の電話相談「悪質リフォーム・欠陥住宅被害110番」が二日、全国十一カ所で行われた。首都圏では東京・麹町にある関東連絡協議会(事務局長・谷合周三弁護士)の事務所に相談員として弁護士、建築士ら十五人が待機。昼すぎまで鳴りやまぬ電話に、契約時期、内容、クーリングオフの記載の有無などを細かく尋ねては「契約書に不備があれば解約できる可能性があります」などと助言していた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050702/eve_____sya_____004.shtml