2005年07月02日(土) 12時23分
IEの脆弱性情報でMicrosoftがアドバイザリー公開(ITmediaエンタープライズ)
Internet Explorer(IE)に関して報告された未パッチの脆弱性について、米Microsoftが6月30日付でアドバイザリーを公開した。現時点では、この脆弱性を突いた攻撃や顧客への影響は確認していないが、同社で調査を進めていると報告している。
アドバイザリーによれば、この問題の影響を受けるのはIE 5.01〜6、OSはWindows 2000 SP3/4、Windows XP SP1/2、Windows Server 2003/SP1、Windows 98/98SE/Me。
IEでCOMオブジェクト「javaprxy.dll」のインスタンスが作成されるとIEが終了してしまう可能性があり、これを突かれるとローカルシステム上で不正コードを実行され、システムを完全に制御されてしまう恐れがあるという。
この脆弱性は、悪質なWebページを作成してそこにユーザーを誘導するか、またはWebサイトを乗っ取って不正コンテンツを仕込んだページを表示させることでも悪用できる。
Microsoftでは調査終了後、セキュリティアドバイザリーを通じた回避方法の紹介やアップデートのリリースなど、適切な措置を取る方針。この問題からシステムを守る一助とするため、電子メールのリンクを開くときは注意を払うよう呼び掛けている。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/ (ITmediaエンタープライズ) - 7月2日12時23分更新
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