2005年07月02日(土) 09時36分
うその営業トーク反復練習 親会社に工費70億円(共同通信)
高齢者を狙ったリフォーム詐欺事件で、元社員が逮捕された「サムニンイースト」(現リブロ、東京)などリフォーム会社グループが、社員同士でうそのセールストークに磨きをかける訓練をしていたことが2日、警視庁生活経済課の調べで分かった。
警視庁はグループが違法な契約を組織的に奨励、訓練の際に幹部クラスから具体的な指示があった疑いもあるとみて、元社員からも事情を聴いている。
押収した経理書類から、イースト社などサムニン各社の売り上げ計約100億円のうち、工事費用として約70億円が親会社だった「エム・エイチ・エス」(東京)に流れていたことも判明した。
調べでは、訓練は「ロールプレイング」と呼ばれ、新入社員や訪問販売を苦手と感じている社員を対象に実施。
社員同士で客役と営業マン役に分かれ、具体的な場面を想定しながら、セールストークの反復練習をしていた。
(共同通信) - 7月2日9時36分更新
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