2005年07月01日(金) 19時41分
<差別はがき事件>郵送の男に実刑判決 東京地裁(毎日新聞)
被差別部落出身者らに差別・中傷文書を郵送したとして脅迫や名誉棄損などの罪に問われた無職、桜沢哲朗被告(34)に対し、東京地裁は1日、懲役2年(求刑・懲役3年)を言い渡した。上岡哲生裁判官は「不当極まりない差別表現を執拗(しつよう)に記載しており、被害者の受けた恐怖感や精神的苦痛は大きい」と指摘した。
判決によると、桜沢被告は03年9月〜04年10月、(1)「川に沈めてやる」「殺す」などと書いたはがきを部落解放同盟員5人に郵送した(脅迫罪)(2)同盟員の名をかたり、国立ハンセン病療養所菊池恵楓園に中傷手紙を送った(私印偽造・同使用罪)(3)同盟員3人の自宅周辺に「やつらは暴力団以上に恐ろしい」などと書いた文書を送った(名誉棄損罪)。【森本英彦】
(毎日新聞) - 7月1日19時41分更新
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