2005年06月30日(木) 15時00分
三井住友銀 顧客情報6万件紛失 行内で誤って廃棄か(産経新聞)
三井住友銀行は三十日、全国の百五十三店で計六万千四百五件に上る顧客情報の紛失があった、と発表した。紛失したのは顧客の氏名や口座番号、預金残高などの個人情報を記録したマイクロフィルムや、金融商品の申込書などの行内資料。現時点で不正使用は確認されておらず、同行は行内で誤って廃棄した可能性が高い、としている。
四月の個人情報保護法の全面施行を受けて、同行が五月から全国四百二十五の本・支店で顧客情報の保管状況を調査した結果、情報の大量紛失が判明した。
紛失したのは約五万七千人分の情報が含まれるマイクロフィルムと、約四百二十二件の各種申込書など。マイクロフィルムには約一万三千五百人分の氏名と預金残高が分かる「預金元帳」や、氏名、住所が記された約二千三百人分の「マル優預金口座明細書」が含まれていた。申込書の九十六件分には、氏名と住所、電話番号、生年月日が記載されていた。
紛失があったのは、マイクロフィルムなどについては梅田支店、茨木支店など全国の六十八の支店。「投資信託総合取引申込書」など各種申込書の紛失があったのは堺、千里中央など百二十七支店。
(産経新聞) - 6月30日15時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050630-00000034-san-bus_all