2005年06月29日(水) 11時10分
宗教法人が13億申告漏れ 老人ホームは「収益目的」(共同通信)
兵庫県西宮市の宗教法人「アガペ教会」が大阪国税局の税務調査を受け、2002年3月期までの5年間で約13億7000万円の申告漏れを指摘されていたことが29日、分かった。
追徴税額は無申告加算税などを含め約3億8000万円に上るという。
関係者によると、アガペ教会は老人ホームを経営するほか、不動産を同じグループの病院に賃貸している。身体障害者らの「特定従事者」が従業員の半数以上を占めることから、教会側はこれらの事業による収入を法人税法の規定に基づき非課税扱いとして処理していた。
しかし国税局は、今回のケースは特定従事者に支払われる給与が事業収入の2−3%程度にとどまっているため、特定従事者の生活保護が目的ではなく、収益を目的とする事業と判断、課税対象としたもようだ。
(共同通信) - 6月29日11時10分更新
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