悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年06月28日(火) 00時00分

米紙が農務省批判 BSE問題 「消費者への警告に遅れ」 東京新聞

 【ワシントン=久留信一】二十七日付の米経済紙ウォールストリート・ジャーナルは、米国で発見された二例目の牛海綿状脳症(BSE)感染をめぐり、「政府の誤診で消費者への警告が七カ月遅れた」とする記事を掲載、米農務省の対応を厳しく批判した。

 同紙によると、二例目となった感染牛は昨年テキサス州の工場でペットフード用に加工処理された雌牛。

 八歳を超えた老牛で神経障害の兆候を示したため、予備的なテストを行った。結果は陽性(感染)だった。

 その後の検査で一度は陰性(非感染)となり、再度の検査で陽性に翻ったが、最初に感染の疑いが浮上した昨年十一月の時点で農務省が結果を公表しなかったため、結果的に消費者への警告が大幅に遅れたとしている。

 同紙はさらに、ジョハンズ長官自身が、検査に使う牛の脳のサンプルのずさんな管理や検査官の文書紛失など人為的なミスがあったと認めているとし、安全管理に対する米農務省の体質を批判。感染牛がカナダ生まれだった二〇〇三年十二月の一例目と違い、今回のケースは「米消費者のより大きな関心を呼ぶ」と指摘。今後、米国での牛肉販売は、落ち込む可能性があると予測している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20050628/eve_____kei_____000.shtml