2005年06月28日(火) 17時47分
5月の振り込め被害16億円 今年最少、警察庁まとめ(共同通信)
今年5月に全国の警察が認知した振り込め詐欺の被害総額は約16億3000万円で3カ月ぶりに減少し、1カ月間の被害額としては今年に入って最も少なかったことが28日、警察庁のまとめで分かった。
認知件数は未遂を含め前月比166件減の1539件だった。警察庁は「徹底した摘発を続けてきた成果ではあるが、依然として被害額は大きい。根絶のためにより一層取り締まりを強化したい」としている。
振り込め詐欺のうち、電話で親族などを装い金を振り込ませる、おれおれ詐欺の被害額は約8億7900万円。手口別では、公共交通機関での痴漢行為やセクハラなどわいせつ行為の示談金名目が急増し、半数近くを占めた。
昨年1年間のおれおれ詐欺被害のうち、8割以上を占めていた交通事故の示談金や借金返済名目は2割程度にまで減少。「だましの文言」が多様化しているという。
(共同通信) - 6月28日17時47分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050628-00000182-kyodo-soci