2005年06月28日(火) 15時04分
投資話400億円集める リッチランド出資法違反で捜索 警視庁(産経新聞)
高利の配当をうたい、財宝を積んだ沈没船の引き揚げ計画などで一万人以上から総額約四百億円もの投資金を違法に集めたとして、警視庁生活経済課は二十八日午前、出資法違反容疑(預かり金の禁止)で、健康食品販売「リッチランド」(東京都北区)本店など関係先三十数カ所を家宅捜索した。警視庁では巨額詐欺事件の疑いもあるとみて押収資料の分析を進める方針。
調べなどによると、リッチランドなどは、健康食品や化粧品を会員に買い取らせ、マルチ商法の手法で会員数を拡大。販売利益を別の投資プログラムへ出資させるとの名目で、「三百万円の投資が二年半で七百五十万円になる」などとして投資金を集めていたとみられている。
投資プログラムには、ペットボトルに関する新規事業や東欧でのオフィス開発事業のほか、沈没船引き揚げ計画もあった。
しかし、配当や投資金の返済が滞っていたうえ、出資金の一部しか投資計画に回っていなかったとみられる。
民間信用調査機関によると、リッチランドは平成十一年設立で資本金二千万円。十六年十一月期の総売上高は約二十八億円にのぼる。
(産経新聞) - 6月28日15時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050628-00000033-san-soci