2005年06月28日(火) 21時24分
日本送金が確認できず 出資法違反リッチランド（共同通信）
高配当をうたい４００億円以上を集めたとされるリッチランドの出資法違反事件で、同社が金融機関を通じ計約１００億円を海外に送金していた一方で、海外から国内への送金が確認できないことが２８日、警視庁生活経済課の調べで分かった。
同社が会員に「昨年９月から稼働し、毎月数％の利益が出ている」と宣伝していた株式運用の投資システムが実用化されていないことも、関係者の話で判明。
同社は会員が出資した資金を海外事業や株式運用に充てて利益を還元すると説明していたが、警視庁は海外からの利益還元はなく、事業も実体を伴っていない疑いがあるとみて、押収した大量の帳簿類やコンピューター数十台の分析を急ぐ。
調べでは、１００億円はこの数年間、数回にわたって海外送金されていた。
（共同通信） - 6月28日21時24分更新
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