2005年06月25日(土) 00時00分
「除霊」詐欺2780万円賠償命令(朝日新聞・)
「除霊」代名目で現金を詐取され精神的被害を受けたなどとして、県内外の女性84人が自称霊能師の宮崎俊一服役囚(57)に損害賠償を求めた訴訟で、横浜地裁は24日、請求通り宮崎服役囚に総額約2780万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
宮崎服役囚は刑事訴訟では、組織的犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の罪で懲役7年の判決が確定している。今回の民事訴訟の原告は刑事訴訟で被害者と認定された47人以外の女性。
土屋文昭裁判長は「女性たちは『霊がついている』などとうそを言われ、強い恐怖に駆り立てられた結果、大きな精神的苦痛を受けた」と指摘。原告全員について被害額の1割に当たる慰謝料も認めた。
判決によると、女性らは00年11月〜02年2月、駅の構内や路上で「おはらいをしないと死ぬ」と声を掛けられるなどして、宮崎服役囚らから、1人当たり最高150万円をだまし取られた。
(6/25)
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news02.asp?kiji=6960
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