2005年06月23日(木) 07時06分
福島県 宅建主任者証を紛失 個人情報含む87人分(河北新報)
福島県土木部は22日、宅地建物取引主任者証87人分を、作成・発送作業の途中で紛失したと発表した。氏名、住所のほか生年月日や登録番号、顔写真などの個人情報が含まれている。県は紛失分の登録番号を無効とする手続きを取った。
県によると、17日から21日にかけ、建築指導グループの交付担当職員と臨時職員が2人で、県内の232人分の主任者証を作成。21日午前11時ごろ、臨時職員がラミネート加工作業を終え、全部そろっていることを確認した上で、3束に分けて封筒に入れ、担当職員の机上に置いた。午後2時ごろ、担当職員が机に戻って送付作業を始めた際、1束分がなくなっているのに気付いたという。
県は「複数の担当者が近くに1日中在席しており、盗難の可能性は低い。机上から落下し、ごみとして焼却処分された可能性が高い」とみている。
土木部建築領域の菊池光矩総括参事は「個人情報の取り扱いについて管理が不十分だった。大変申し訳ない。今後は重要書類の金庫への保管を徹底し、再発防止に努めたい」と話している。
宅地建物取引主任者は国家資格だが、登録と証明書の発行は各都道府県が行っている。
(河北新報) - 6月23日7時6分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050623-00000006-khk-toh