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2005年06月23日(木) 03時03分

<トーマツ>顧客情報4000件紛失も1カ月半通知せず毎日新聞

 監査法人最大手の「トーマツ」(本部・東京都港区)が、監査手続きのために預かった会社の顧客情報約4000件のデータが入ったパソコンを紛失しながら、1カ月半も被害者に通知していなかったことが分かった。同社は22日に問い合わせ窓口を設置したが、ホームページで「現時点では問題は一切発生していない」などと釈明している。
 データは、先物取引などを業務とする商社から預かったもので、顧客の▽法人・個人名▽コード番号▽口座の期末残高——が入っていた。約4000件のうち、個人が約3850件に上る。
 同法人によると、5月8日夜、このデータを保存したパソコン(ノート型)を担当者が社外に持ち出した際にカバンごとなくなり、同日中に所轄の警察署に紛失届を出した。通知が遅れたことについて同社は、「住所や電話番号がないため、特定の個人が識別される個人情報に当たるかどうか、商社や弁護士と協議していた。6月7日に金融庁に届け出をし、公表を指示された」という。
 パソコンはまだ見つかっていないが、同法人は「多段階のセキュリティー設定をしてあるので、お客様情報が取り出されて外部に漏えいする可能性は低い」と説明。同法人は「今後は顧客の執務室内での利用にとどめるなど、再発防止に努めたい」としている。【大平誠】
(毎日新聞) - 6月23日3時3分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050623-00000008-mai-soci