2005年06月22日(水) 16時26分
【中国】米クレジットカード漏洩:中国では2.5万枚が被害(サーチナ・中国情報局)
米国で、4000万枚以上のクレジットカードの個人情報が漏洩(ろうえい)したなどとされる問題で、中国のカード所有者に関するものは2.5万枚近くにのぼるとみられている。22日付で第一財経日報が伝えた。
21日時点で、香港のカード発行者である銀行7行では、VISAインターナショナル及びマスターカード・インタナショナルから1万9000人近くの顧客が被害に遭ったとの通知を受けており、そのうち約9700枚がマスターカード、約9000枚がVISAカードの顧客だった。VISAカード761枚は、名前、カード番号、パスワードなどの重要な情報が盗まれた可能性が高いという。
マスターカード中国エリアの張懐堅・副総経理は、「ここ1、2カ月の間に米国でカードを利用した人が被害に遭った。しかしマスターカードはすでに、銀行を通じてカードの交換を顧客に通知している。個人情報が盗まれたことが、直接不正使用につながるわけではない」と説明した。
VISAインターナショナル香港の広報担当は、「たとえ重要な情報が盗まれても、金融詐欺などにつながる可能性は低い」と述べた。
史上最悪と言われる米国のデータ窃盗事件を受けて、香港上海匯豊銀行やスタンダード・チャータード銀行、中銀香港など銀行7行では、被害に遭った顧客に対し、無料で新しいカードへの交換手続きを行うことを通知。しかし現時点では、カードの更新を行う必要がある顧客数などは明らかにされていない。(編集担当:田村まどか)
(サーチナ・中国情報局) - 6月22日16時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050622-00000012-scn-int