2005年06月21日(火) 00時00分

ドコモ、通信網開放も ソフトバンクなど新規業者に （東京新聞）

　ＮＴＴドコモは二十一日、携帯電話の自社通信網を新規参入業者に部分的に開放する方向で検討に入った。携帯電話の寡占批判に配慮し、自社の設備を貸し出し、新規業者が参入時から全国サービスを展開できるようにする。

　開放は、新規参入を目指すソフトバンクとイー・アクセスが要望。「価格破壊」を掲げる両社が、ドコモの通信網を利用して早期に全国サービスを始めれば、料金の引き下げ競争が急激に進む可能性がある。

　貸し出し対象は東京、大阪、名古屋などの都市圏を除く遠隔地の基地局。期間は、新規業者が全国に通信網を築くまでの間に限定する見通しだ。

　総務省は、第三世代携帯電話向けの周波数を新規に割り当てる予定で、年内に参入業者を選定する。

　ソフトバンクは「免許取得後に基地局設置を始めても、全国を網羅できるのは二〇一二年になる」とし、参入時から平等に競争できるよう、通信網開放を求めていた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20050621/eve_____kei_____001.shtml