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2005年06月21日(火) 11時33分

<牧師暴行事件>金被告、初公判で起訴事実の認否を留保毎日新聞

 信者の少女4人に対する婦女暴行、準婦女暴行罪などに問われた京都府八幡市の宗教法人「聖神中央教会」創立者の牧師、金保被告(61)に対する初公判が21日、京都地裁(上垣猛裁判長)であった。金被告は「今日の段階で何も申し上げることはできない」と述べ、起訴事実の認否を留保した。弁護側は、8月23日の次回公判で認否を明らかにする方針。検察側は被害少女2人に関する冒頭陳述を行い、「被告は地獄の恐ろしさを強調して絶対的服従を要求するなどし、教会内に逆らう者は存在しなかった」と事件の特異性を指摘した。
 起訴状によると、金被告は01年3月〜04年8月、教会牧師室で少女4人に対し、未遂1回を含め計11回の性的暴行に及んだ。4人は12歳で暴行を受け、うち3人は14、15歳時にも被害にあった。14、15歳時の被害については「指示に従わなければ地獄で苦しみ続ける」という説教を日常的に受けて抵抗できない状態だったとして、準婦女暴行罪にあたるとした。
(毎日新聞) - 6月21日11時33分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050621-00000032-mai-soci