2005年06月21日(火) 11時25分
元主管牧師が認否を留保 信者の少女暴行事件初公判(共同通信)
京都府八幡市の宗教法人「聖神中央教会」で、信者の少女らに暴行を繰り返したとして、女性暴行などの罪に問われた元主管牧師金保被告(61)の初公判が21日、京都地裁(上垣猛裁判長)で開かれた。
金被告は「今日の段階では何も申し上げられません」と罪状認否を留保。追起訴があることを考慮したとみられる。
宗教団体内部での性的虐待事件が表面化し、刑事責任を問われるのは極めて異例。絶対的な地位を利用した犯罪かどうかをめぐる攻防が繰り広げられそうだ。
検察側は冒頭陳述で「被告は『牧師の言葉は神の言葉だ』と力説。超能力を持つと信じられ、信者は尊敬するとともに恐れ、逆らう者は1人もいなかった」と、金被告が教会内で絶対的立場にあったことを強調した。
(共同通信) - 6月21日11時25分更新
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