2005年06月20日(月) 14時41分
永田被告を追送検、21日初公判 聖神中央教会暴行事件(京都新聞)
聖神中央教会の女児性的暴行事件で、京都府警捜査一課と八幡署は20日までに、新たに元信者の女児5人(うち、2人は先に別被害を立件済み)に対する11件の女性暴行や準女性暴行の疑いで、元主管牧師の永田保被告(61)を追送検した。また成人2人を含む別の元信者6人に対する犯行の裏付けも進めており、同事件の被害は、府警の捜査分だけでも13人、29件となる見通し。
府警による捜査はおおむね終了し、今後の真相解明は京都地裁で21日開かれる初公判以降、司法の場へと移る。
調べでは、永田容疑者は2001年8月−04年9月の間、当時12歳−17歳の女児信者5人に対し、教会の牧師室などで「言うことを聞かないと地獄に落ちる」などと心理的に抵抗できない状態にし、性的な暴行をした疑い。
府警は、永田容疑者の犯行について、呼び出した複数の信者少女に目撃されていたことや少女の日記などが大きな裏付けになったとしている。
京都地検は同日までに、元信者女児4人に対する計11件の女性暴行や準女性暴行などの罪で、永田被告を起訴。永田被告は調べに「暴行した記憶はないが、子どもがそう話しているのならそうだろう」と供述。一方、信者女性に「また信仰生活を送りたい」などとファクスで手紙を送っており、公判での認否が注目される。
(京都新聞) - 6月20日14時41分更新
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