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2005年06月20日(月) 15時48分

米カード情報流出 UFJカード不正使用産経新聞

DC、UC、OMCも被害か
 UFJカードは二十日、米マスターカード・インターナショナルからの情報を基に調査したところ、一部顧客の会員情報が不正使用されていたと発表した。米国でクレジットカードの顧客情報が大量流出したとされる事件にからみ、国内カード会社で被害が確認されたのは初めて。UFJカードは情報流出の可能性のある同社発行のマスターカード数百枚について、会員番号を変更して再発行するとしており、日本でも被害が拡大する可能性が高くなってきた。
 ディーシー(DC)カード、ユーシー(UC)カードにもそれぞれ約二千数百枚の情報流出の可能性について連絡があり、UC、DCともに会員番号を差し替え、再発行する方針だ。また、オーエムシー(OMC)カードにもマスターカードから情報流出の可能性に関する連絡があり、同社で調べた結果、対象となるカードが約五百枚にのぼることを明らかにした。
 この問題に関しては、日本信販が十九日、マスターカードとの提携カードのうち、米国で買い物などに使用された約六千五百枚について情報流出した可能性があると発表。日本のカード会社への被害拡大が懸念される状況になっている。
 情報の流出元とされる米データ処理会社は、ビザ・インターナショナルの情報処理も扱っているが、同社から日本のカード会社には、情報流出の可能性に関する連絡がないという。ビザの東京事務所は「本社からまだ詳しい情報がきていないが、不正が起きても顧客が損害を受けることはない。記憶のない取引に注意してほしい」と話している。
(産経新聞) - 6月20日15時48分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050620-00000019-san-soci