2005年06月19日(日) 03時05分
振り込め詐欺、仲間割れ 供述通り4遺体発見 茨城・小川町(産経新聞)
遺棄容疑で女逮捕
振り込め詐欺グループの仲間とみられる男性四人が行方不明になっている事件で、千葉県警捜査一課などは十八日、逮捕監禁容疑で逮捕した男の供述などから、茨城県小川町の空き地を捜索し、四人とみられる遺体を発見した。県警は船橋署に捜査本部を設置、遺体の身元の確認を急ぐとともに、四人はグループの仲間割れで殺害された可能性が高いとみて全容解明を急ぐ。
船橋署捜査本部は同日、死体遺棄の疑いで、茨城県鹿嶋市、無職、出頭恵容疑者(22)を逮捕した。調べでは、出頭容疑者は昨年十月下旬ごろ、茨城県小川町幡谷の雑木林の空き地に四体の遺体を遺棄した疑い。
また、すでに逮捕監禁容疑で逮捕されている、東京都板橋区大山西町の会社役員、伊藤玲雄容疑者(31)らメンバーの十人のなかの一部が死体遺棄について認める供述を始めているという。
遺体は一体ずつ袋に入れられ、深さ約五メートルの土中に埋められていた。
これまでの調べで、伊藤容疑者らは昨年十月十三日夜、仲間同士のトラブルからJR船橋駅近くで男性一人を拉致、グループの拠点だった東京都新宿区の事務所に十六日まで四人を監禁していたことがわかっている。また、出頭容疑者はすでに逮捕されたメンバーの妹だった。
(産経新聞) - 6月19日3時5分更新
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