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2005年06月19日(日) 03時07分

カード情報流出、不正利用6万8000枚か…米紙報道読売新聞

 【ロサンゼルス=古沢由紀子】米国で4000万枚以上のクレジットカードの情報が流出した恐れが出ている事件で、18日付の米ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)は、少なくとも6万8000枚分のデータが不正使用され、被害が出たと伝えた。米マスターカード・インターナショナル社の幹部が語った。

 また、同日付の米ワシントン・ポスト紙(電子版)によれば、マスターカードなどの加盟店と金融機関の取引データを処理しているカードシステムズ・ソリューションズ社(アリゾナ州ツーソン)へのシステム侵入は昨年末に起き、同社は今年5月22日に事態を把握、FBI(米連邦捜査局)に通報したという。事実とすれば、システム侵入の発覚まで半年近くを要したことになる。

 同紙によると、データ流出の恐れのある4000万枚のうち、ビザUSAの自社のカードは約2200万枚、マスターカードの自社系カードは約1390万枚とみられる。

 また、ロサンゼルス・タイムズ紙は信用調査会社の話として、アメリカン・エクスプレスなど米カード大手4社がいずれも情報流出の被害に遭ったとの見方を伝えた。調査会社の担当者は「過去最大の被害状況」と語った。
(読売新聞) - 6月19日3時7分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050618-00000015-yom-int