2005年06月17日(金) 15時54分
一人暮らし新入生狙い水道修理詐欺 会社代表ら4人を逮捕 福岡県警など(産経新聞)
1900人から1900万円
水道工事の能力がないのに「月五百円の登録料を払えばトラブル時に無料修理する」などとうそをつき学生らから現金をだまし取ったとして、福岡、佐賀、熊本の三県警の合同捜査本部は十七日、詐欺と特定商取引法違反の疑いで「住宅水道設備」代表、黒木大輔(23)=福岡市早良区=ら四容疑者を逮捕した。
一人暮らしを始めた新入生を狙っており、契約者は九州と中国地方の八県で約千九百人。一部解約に応じたケースなどを除くと、被害額は約千九百万円に上るという。
調べによると、黒木容疑者らは昨年三月から今年五月までの間、学生が住むアパートなどを訪問し、「ほかの入居者は全員契約しています」などとうそをつき、十七人から水道メンテナンスサービス料名目で計二十三万円をだまし取った疑い。
調べに対して、容疑者の一人は、「学生なら世間ずれしていない。家族の邪魔が入らない一人暮らしを狙った」と話しているという。
違約金なしで契約解除できるクーリングオフ期間内に学生らが解約しようとしても、ほとんど応じなかったといい、各地の消費生活センターに百件を超える相談が寄せられていた。
合同捜査本部はこの業者の事務所などを家宅捜索し、押収した資料の分析を進めてきた。
(産経新聞) - 6月17日15時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050617-00000039-san-soci