2005年06月17日(金) 20時44分
アサリ産地の適正表示、農水省が輸入販売業者に指示(読売新聞)
農水省は17日、北朝鮮産や中国産のアサリを産地表示せずに販売したとして、水産物輸入販売業者「海商」(山口県下関市)に対し、日本農林規格(JAS)法に基づき、適正な表示をするよう指示した。
同社は北朝鮮産アサリの国内総輸入量の3分の1を扱う大手輸入業者で、北海道を除く全国の卸売業者約70社に販売していたという。
同省によると、同社が輸入・販売したアサリは、今年2月までの4か月間で北朝鮮産が約4300トン、中国産が約600トン。今年1月までは表示なしで販売されており、取引先から産地を聞かれると、口頭で「中国産」と説明していたという。同社は同省の調査に、「北朝鮮産と表示すれば売りづらくなるでのは、との思いがあった」などと弁明、北朝鮮産は3月以降は輸入していないとしている。
同省は、同社からアサリを購入した卸売業者が、国産と表示して販売したケースもつかんでおり、さらに調べる。
(読売新聞) - 6月17日20時44分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050617-00000514-yom-soci