2005年06月17日(金) 23時54分
東京都水道局、11万件の情報入ったCD−ROM紛失(読売新聞)
東京都水道局の多摩ニュータウン水道事務所(八王子市南大沢)で、約11万件の水道契約者の情報を入力したCD—ROM1枚が紛失していたことが分かり、都は17日、警視庁八王子署に遺失届を提出した。
契約者情報のうち、企業関係を除く約9万8000件が八王子、多摩、稲城市の3市の個人の世帯主で、CDには氏名や住所、電話番号、支払い状況などが入力されていた。個人情報保護法が全面施行された4月以降、行政機関では最大の個人情報紛失とみられる。
都によると、紛失したCDは契約者データのバックアップ用で、事務所内の端末が置かれた机の引き出しが保管場所だった。月に1度、委託業者がデータを更新して交換する仕組みだが、今月15日の交換の際、職員が紛失に気づいた。
水道局の規則では、引き出しには施錠が義務づけられている。しかし都で調べたところ、同事務所では普段からカギを掛けていないなど、ずさんな管理状況も判明した。同事務所の職員は約60人。事務所内部が荒らされた形跡はなく、都は部外者による盗難の可能性は低いとみている。
都では「今のところ、漏えいなど不正使用の情報はない」としている。CDは都水道局の端末専用の仕様で、一般のパソコンでは使用できないという。
(読売新聞) - 6月17日23時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050617-00000515-yom-soci