2005年06月17日(金) 02時48分
「話し相手に…」80歳女性が被害 悪質リフォームなど(産経新聞)
7年で3000万超の契約
埼玉県蕨市の認知症(痴呆)の無職女性(80)が、住宅リフォームや訪問販売による浄水器などの購入で、七年間で八業者と三千万円を超える契約を結ばされていたことが十六日、分かった。契約は女性が夫を亡くした直後の平成九年以降に集中しており、夫の遺産がリフォームなどに消えたことになるという。
蕨市商工生活課によると、女性宅では、リフォーム業者三社が二千五百万円分の換気扇設置や内装工事を行った。女性はまた、五業者から浄水器、美容器具など五百六十万円分の商品を購入した。
女性は十五年十月ごろ、勧められて市に相談に訪れたが、業者らについて「話し相手になってくれる」といい、被害意識はなかったという。
(産経新聞) - 6月17日2時48分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050617-00000022-san-soci