2005年06月16日(木) 02時50分
迷惑メール2社、業務停止 1日40万通 強制入会…被害数千万円(産経新聞)
出会い系やアダルト画像サイトの勧誘のため、不正に迷惑メールを携帯電話に送り続けたとして、経済産業省は十五日、「エス・ケー・アイ」(京都市)と「アジアン・オアシス」(同)の二社に対し、特定商取引法違反(表示義務違反)にあたるとして三カ月間の業務停止命令を出した。迷惑メールを発信した事業者に、同法違反で業務停止命令が出されるのは初めて。
同省によると、二社は一日約四十万通もの広告メールを送信。しかし、広告メールを一方的に送信する際、同法が義務付けた「未承諾広告※」の表示をせず、携帯電話会社の迷惑メール防止策が機能しなかった。
また、エス・ケー・アイの運営するアダルト画像サイトでは、画面上に表示されるボタンを一回クリックしただけで強制的に入会登録され、入会金五万円や前払いの利用料金十八万円など計九十二万円が不当請求されていた。経産省では、断れずに請求に応じたケースなど、被害は数千万円にのぼるとみている。
(産経新聞) - 6月16日2時50分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050616-00000020-san-soci