2005年06月16日(木) 14時49分
レジ袋有料化、経済産業省が1枚5〜10円で検討(読売新聞)
経済産業省は16日、レジ袋を有料化する方針を固めた。
同日午前、産業構造審議会(経済産業相の諮問機関)の廃棄物・リサイクル小委員会が取りまとめた中間報告を受けて検討を進める。
環境省もレジ袋の有料化方針を既に打ち出しており、政府は来年の通常国会で「容器包装リサイクル法」を改正し、有料レジ袋の普及に向けた具体策を詰める。
また、経産省は現在、自治体が全額負担している家庭から出る容器包装ごみの分別収集費用の一部を、小売店や飲料メーカーなどの事業者に負担させる方針も固めた。自治体の分別収集費用は年間約3000億円に上っており、年々増える負担に不満が出ていることから、同法を改正して事業者にも負担を求める方向だ。
レジ袋の有料化は、年間300億枚とされる消費量を抑制し、プラスチックごみの増大に歯止めをかけることで、地球環境を保護するのが狙いだ。
ただ、個別商品やサービスの価格を法律で義務化するのは難しいと見られており、削減目標を決めて国が指導・勧告したり、業界団体と自主協定を結んだりするなどの具体案を今後、協議する。
導入された場合、レジ袋1枚当たり5〜10円が軸になる見込みだ。既に、一部スーパーなどでは、レジ袋1枚5〜10円を徴収したり、買い物袋を持参した客には同程度の金額を還元したりして、有料化を先取りしている。
(読売新聞) - 6月16日14時49分更新
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