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2005年06月16日(木) 00時00分

堀江、無線LAN参入…孫に再びケンカ状ZAKZAK

投資額少なく

 東京電力系の通信会社、パワードコムと提携して基地局を電柱に設置。東京のJR山手線内80%をカバーする。10月から月額525円で本サービスへ移行し、その後2年間で150億円を投じて、首都圏全域に拡大する。

 堀江社長の鼻息は荒く、「ソフトバンクはADSLを2000円台で提供して日本のインターネット市場を変えた。今回はそのモバイル版。ADSLよりも安く提供する」と宣戦布告した。


ソフトバンク・孫正義社長 ソフトバンクはADSLで巨額の投資をしたが、「無線LANなら投資額が比較的少ない」(関係者)。ライブドアは全国展開や海外展開を模索する。

 さらに、ライブドアのポータル(玄関)サイトに接続する場合は無料というのもミソで、「顧客を囲い込んでヤフー追撃の手掛かりにする狙い」(同)も。

 また、堀江氏は無線LANと無料の電話ソフト「スカイプ」を活用して携帯電話と同様のサービスを提供することも模索している。実現すれば苦労して携帯電話事業の免許を手にしようとしているソフトバンクよりはるかに“近道”できる。

 「ソフトバンクの孫正義社長の後を要領よく追うのが堀江氏の流儀」(アナリスト)。コバンザメ戦略は功を奏すか。

■無線LAN 地下鉄の駅や空港、ホテルなど公共施設で通信が可能な構内情報通信網。無線LAN市場には、NTTグループの事業会社が競って参入するなど、主要ユーザーである法人分野の囲い込みは激しさを増している。

ZAKZAK 2005/06/16

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_06/t2005061602.html