2005年06月15日(水) 22時42分

＜わいせつビデオ販売＞池末・元プロ投手ら４人に有罪判決（毎日新聞）

　少女のわいせつビデオを販売したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反の罪などに問われた横浜市港北区のインターネット関連会社「サイバーデータ」と、同社社長の松井裕二（３８）▽元プロ野球ヤクルト投手の池末和隆（３５）両被告ら４人に対する判決公判が１５日、横浜地裁であった。小倉正三裁判官は松井被告に懲役３年、執行猶予５年（求刑・懲役４年）、池末被告ら３人に懲役２年６月、執行猶予４年（同・同２年）、同社に求刑通り罰金３００万円を言い渡した。
　池末被告は８７年ヤクルトに入団。退団後、０２年１２月からビデオ販売に加わり、ダビングと発送を担当していた。公判では「野球の時の生活水準を下げたくなかった」などと述べていた。
　判決によると、同社は昨年７月〜今年２月、１８歳未満の少女などを撮影したわいせつなビデオやＤＶＤを郵送販売するなどした。検察側は公判で、児童ポルノ販売による同社の売り上げは、今年２月までに約２億円に上ると指摘。小倉裁判官は「会社の業務としてネット上で販売しており、継続的、組織的で不法収益も多額」と述べた。【伊藤直孝】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050615-00000116-mai-soci