2005年06月14日(火) 00時24分
<患者情報流出>パソコン盗難で2500人分データ 神奈川(毎日新聞)
神奈川県は13日、県立がんセンター(横浜市旭区、武宮省治所長)の男性研修医(34)の自宅から私有パソコンが盗まれ、患者約2500人分の個人情報などが流出したと発表した。研修医は県警旭署に被害届を出した。
県病院事業庁によると、パソコンは同区のマンション1階の研修医宅から11日夕から深夜にかけ、現金10万円などとともに盗まれた。パソコンには(1)同センターで過去20年間に手術を受けた消化器外科の患者2176人のデータ(2)同センター医師の電子メールアドレス一覧70人分(3)以前勤務していた2病院での手術記録約320人分——の3種類が保存されており、同センターの患者データには▽氏名▽年齢▽発症部位▽手術内容▽転移の有無——など、最大で約240項目の個人情報が記されていた。
同庁によると、患者のデータを私有パソコンに保存する場合、必要な書類の記入と患者本人を特定できないように加工することが義務づけられているが、研修医は怠ったという。同庁は「4月に赴任した研修医は、手続きが必要との認識が薄かった」と釈明している。【渡辺創】
(毎日新聞) - 6月14日0時24分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050614-00000001-mai-soci