2005年06月11日(土) 07時59分

天天素の被害、１０代が２３％　ダイエット背景に（共同通信）

　ダイエット用健康食品「天天素清脂☆★」を使い健康被害を訴えた人は厚生労働省の１０日までの集計で１１２人。被害者のほとんどが若い女性で、１０代は２６人（２３％）に上る。若者が安易にダイエットに手を出す現状が背景にあり、専門家は「心も体も未完成な１０代のダイエット自体が危険な上、安全性が定かでない食品を取るのは自殺行為」と訴えている。
　死亡した東京都の１０代の女性は２カ月半で１３キロも減量していた。小児精神科医で慶応大講師の渡辺久子さんは「成長途上の１０代には、ダイエットは酒やたばこより危険。精神的にも変身願望があり、周囲の影響を受けやすい。テレビや雑誌のモデルはやせ過ぎで、売られている洋服のサイズも小さい。『やせなければ』と常に脅迫・洗脳されているようなものだ」と指摘する。
　（注）☆は月ヘンに交、★は嚢の旧字体

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050611-00000033-kyodo-soci